イケメン俺様ホストの、猫可愛がりな溺愛関係
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服や下着を買って、彼の部屋に戻る。
「……いつ、帰ってくるのかな…レオン」
誰もいない部屋の中は、静かで身の置き場もなかった。
なんだか、本当に飼い主を待ってる猫みたいな気分にもなってくる。
……きっと、帰りって遅いんだよね。……ひとりぼっち、嫌だな……。
寂しくて、ソファーの隅にうずくまって、ずっとスマホの時計を見てたけれど、時間はちっとも進んでくれなくて、
彼の帰るまでの時間を持て余して、買ってきた部屋着に替えようと、シャワーを浴びに行く。
「……昨日、洗ってもらったんだよね…」
思い出すだけで、彼の手の感触が肌に蘇って、身体が熱く火照ってもくるみたいだった。
「……レオンにとって、私ってなんなのかな? どういうつもりで、うちに連れてきたんだろう……」
シャワーを頭からかぶりながら考えてみるけれど、
「……ただの、気まぐれなのかも……。ただ、捨て猫を拾う感覚で……」
その理由は、全く想像もつかなかった。