イケメン俺様ホストの、猫可愛がりな溺愛関係
ソファーに身体を休ませて、顔を見やると、
ツーブロックの髪はハードに立ち上がり、目の鋭さを強調するようにアイラインが引かれ、紅い唇を引き立てるように薄くグロスが塗られていた。
「……すごい、かっこいい…」
思わず呟くと、
「……かっこいいとか、やめろ」
と、ボソリと言われた。
「……店、思い出す。……家じゃ、仕事のことは思い出したくない」
「……ごめんなさい…」
口にすると、
「いい加減謝んなって、言っただろ。それより、キスさせろ」
と、ふいに抱きつかれた。
「…え、キスさせろっ…て……」
言い終わらない内に、「んっ…」口づけられた。
「…ん、レオン…やめっ…」
「…なんでだよ……」
唇を離して、見つめられる。
「……だって、突然にこんなの……」
「キスに、突然も何もないだろ? したくなったら、するんだよ」
言って、舌を割り込ませてくる。