イケメン俺様ホストの、猫可愛がりな溺愛関係

バスルームに行くと、シャワーの音が響いていて、

「…レオン?」

と、少しだけドアを開けて、中を覗いた。

細く、だけど引き締まった身体が目に入って、慌ててまた閉める。

そこに、「来たのか? ミィ」と、ドアが開いて、

「…こっち来いって」

中に引っ張り込まれる。

「……私、服着たままだから…」

シャワーが降りかかって出ようとすると、

「じゃあ、脱げよ」

と、言われた。

……さっきのキスのこともあって、断ったら本当に嫌われてしまいそうな気がして、うつむいて服を脱ぐ。

「……洗って? 俺の体」

言われて、「え?」と、聞き返す。

「聞こえなかったのかよ。洗ってって言ってんの。昨日は俺が洗ってやったんだから、今日はおまえが洗う番」

番なんて、あるのかなとも思うけど、言われるままにボディーソープを手に付けた。



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