イケメン俺様ホストの、猫可愛がりな溺愛関係
-3-
お風呂を出て行くと、
「……これ買ってきたから、ちょっと後ろ向いてみろ」
首に何かが巻かれた。
「…何?」
と、手をやると、ビロードのリボンのようなものが首に付けられていて、喉のところには小さな金色の鈴が下がっていた。
「……これ、」
「ミィの首輪。実際はチョーカーだけどな…鈴も付いてて、かわいいだろ?」
彼が指先で付いてる鈴を軽く揺らすと、
「……チョーカーなの?」
チリチリと小さな音が鳴った。
「ああ、さすがに本物の首輪はな…と思って、それにした」
「……レオンが、私のために選んでくれたの?」
「…うん? ああ、そうだけど…それが、どうかしたのか……」
「……うれしい。ありがとう」
本当にうれしくなって、笑ってお礼を言うと、
「……なんだよ、そんなかわいい顔すんな…」
照れたように横を向いた。