イケメン俺様ホストの、猫可愛がりな溺愛関係
唇に親指で触れて、
「……なんで、キスの仕方も知らないんだよ…」
そのまま横に滑らせる。
「……したことないもん…だって……」
「……今どき、ディープキスもできないとか……」
ふっと鼻で笑われる。
「……俺の指、舌で舐めてみろよ」
「…えっ」
「…いいから…舐めてみろって」
唇に触れている彼の親指に舌先をあてて、舐めてみる。
「…クッ! くすぐったいな…」
彼が、軽く微笑う。
舐めた指先を、自分の唇で噛むようにして、
「……どこから、教えてやろうか? どこから、教えてほしい?」
見つめてくる。
「知らない……」
と、目をそらすと、
「……こっち、向いてろよ」
頬を挟まれ、また顔がつき合わされた。