イケメン俺様ホストの、猫可愛がりな溺愛関係
歩くと、首の鈴が鳴って、レオンが頭を振り返らせる。
「……ホントに猫がくっついて来てるみたいだな…」
ふっと笑って、
「……気に入ったか? それ…」
と、ベッドの上で言う。
「……うん」
「そっか…なぁ、ミィ…俺の膝の上に乗ってみろよ」
「…え、膝の上…?」
ベッドの淵に座ったレオンに抱き上げられて、横向きに膝に座らされる。
「……こうしてると、猫を抱いてるみたいで、あったかい……」
胸の下あたりを抱えて、髪に顔をうずめる。
「……俺のシャンプーの香り」
鼻先を首の後ろに付けて、「俺と、おんなじ匂いがするんだな…」と、囁きかける。