イケメン俺様ホストの、猫可愛がりな溺愛関係
「だけど、本当に大丈夫なの? だってレオン、こんなに酔うことないのに……」
具合が悪そうにソファーに身体をもたせかける彼が心配になる。
「……大丈夫だって、今日は売上げの決まる締め日だったからさ、そういう日はこんなの普通だから」
シアンが心配を和らげてくれるように微笑って、
「……そう、普通だから……大丈夫だ」
レオンが、わずかに目を開けて言い、その言うそばから辛そうに咳をする。
「…まぁ、今日はちょっと忙しすぎたよな…。忙しくて、こいつも加減がきかなくなってさ…」
ソファーからずり落ちかける彼を抱え直して、スーツの袖を抜くようにして上着を脱がせながら、
「……ちょっと酔いすぎだから、俺が泊まっていこうかとも思ってたんだけど、ミィちゃんがいるなら大丈夫かな?」
そう尋ねられる。
「…うん」と、頷くと、
「そっか、でも驚いたよ。レオンの奴が女の子と住んでるなんて。そんな素振り少しも見せてなかったし。……正直、こいつは客以外の女には興味ないと思ってたから」
と、口にした。