イケメン俺様ホストの、猫可愛がりな溺愛関係
「……こいつが、こんな飲み過ぎたのも、ミィちゃんのせいかな……」
呟かれて、
「……どうして?」
と、聞き返す。
「……うん? なんか荒れてるように見えたんだよ。いつもより客当たりもキツくて、イラついてるような感じで、」
コップから水を飲んで、拳で唇を拭う。
「……女を寄せ付けないオーラがすげぇ出てて。なんか、客が増えるほどそれが強まってさ、こいつ女と接するのが嫌そうで……」
再び、彼の口をこじ開けて、口移しに水を流し込む。
「……それって、まるで特定の女の子に気持ちを持ってかれてるようなさ…」
と、私を上目に見た。
「……もともと、レオンはそういうキャラだから、客は気づいてなかったけど……なんだかそんな雰囲気がして、それで悪酔いもしてるようなさ…」
と、腕に抱えたレオンに目を落とした。