イケメン俺様ホストの、猫可愛がりな溺愛関係
瞼の綴じられた彼の顔をじっと見据えながら、
「今日はマズいかもなって、感じてたんだ……。こんな飲み方してたら、潰れてもおかしくないって、そう思ってたら……案の定だし」
仕方なさそうにも笑って、
「……レオンも、手を出してないっていうのもいい加減限界で、追い込まれてんのかもな…」
独り言のようにも話した。
「……でも、私のことなんか、猫としてしか……」
「……そんな風にしか、できないんだよ…」
言って、手を伸ばして、私の頭をやさしく撫でてくれる。
「……こいつは、店では客相手にナンバーワン張ってるくせに、いざリアルな相手となるとザマァなくて……しょうがねぇよな、まったく」
と、ため息を吐いた。
「……ごめん、喋りすぎたわ。……知った風な口きいて、悪いな…。2人のことなんて、他人にはわからないのにな…」
「……ううん」と、首を振る。
「…ミィちゃん、かわいいな…」
と、もう一度頭を撫でられて、
「……レオンが、気ぃもむのも、なんかわかるかもな…」
ふっと笑顔を向けられた。