イケメン俺様ホストの、猫可愛がりな溺愛関係
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ーー彼をベッドに寝かせて、時々苦しそうに咳き込むのを、背中を撫でたり、水を飲ませたりして、ずっとそばに付き添っていた。
そうして彼のことを看ている内に、いつの間にか寝てしまっていたらしかった。
「あっ……」
と、声が聞こえて、顔を上げると、
「……なんだよ、ずっとそばに付いてたのか?」
と、レオンが起きていた。
「…うん、だって心配だったから…」
「……心配ないって言っただろ。こんなんよくあることだからって……」
と、私の髪に手を触れて、掌で滑らせるようにも撫でて、
「……けど、ありがとうな…」
と、微笑んだ。
「……おまえが、そばにいてくれて、うれしかったよ……。辛くなって目を覚ますと、おまえが手を握っててくれて……それで、安心してまた眠れた」
抱き寄せられて、チュッとキスをされる。
「……ここに、おいで」
手が引かれて、ベッドの中に引っ張り込まれる。
「……おまえといると、安らげる……」
身体を抱え込まれて、軽めのキスがくり返される。