イケメン俺様ホストの、猫可愛がりな溺愛関係
「…ん、レオン…」
やさしいキスに、昨日シアンが言っていたことを聞いてみたくもなる。
だけど、それは聞けないまま、キスは次第に激しくもなって舌で口の中をねぶられる。
「……もう少し、寝ててもいいか……」
キスから解放すると、やっぱりそれより先には進むことはなくて、
「……おまえは、コンビニとかでなんか買ってきて食べとけ」
と、背中を向けられた。
キスが熱かった分だけ、そんな風に急に背を向けられるのが寂しくもなる。
「……ねぇ、レオン……?」
呼びかけると、寝ぼけたような声で、
「……ん?」
と、だけ返された。
「……レオン、……どうして、しないの?」
小さく訊ねた。