イケメン俺様ホストの、猫可愛がりな溺愛関係
「あいつさぁ、今日店も早上がりしてて……仕事も手に付かないみたいで……早めに退店して、たぶんミィちゃんのこと探してたんじゃないかな」
「……探して?」
「…うん、だいぶ探し回ってたんだろうけど見つからなくて、俺に『あいつが何処にもいない』って電話してきて……それと入れ違いぐらいに、警察から連絡が入ってな…」
レオンが自分を探してくれてたことに、泣きそうにもなるのに、
「ああ、泣くなって……」
シアンが目尻に滲む涙を指で拭って、
「とりあえず、レオンのところに行ってもらえるか? ミィちゃんがいないと、あいつどうにもなんない……っていうか、どうかなりそうだから…な?」
と、頭をよしよしと軽く撫でられた。