イケメン俺様ホストの、猫可愛がりな溺愛関係

警察官に簡単な聞き取りを受けた後で、シアンといっしょにレオンの元に帰った。

「おい、レオン?」

先に玄関へ入ったシアンが呼びかける。

……と、

「…んだよ! なんか用かよ!」

怒鳴るような大声が返ってきて、

「……用がないんなら、とっとと帰れよっ!」

グラスが投げつけられ、壁にあたってパリンと割れて砕けた。

「……危ねぇなぁ…もう」

と、シアンが仕方なさそうに言葉を吐いて、

「……あの通りなんだよ…ミィちゃんがいなくなってから。……手がつけられないだろ? ホントに…」

と、私の方を見て、苦笑いをした。

「……俺とかじゃ、おさめらんないから、ミィちゃんちょっと行ってきてくれる?」

言われて、部屋に上がった。



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