イケメン俺様ホストの、猫可愛がりな溺愛関係
部屋の中ではーー
リビングの床に座り込んで、レオンがうずくまるようにして頭を抱えていた。
「……レオン……」
呼ぶと、
「……あっ」
と、顔を上げて、
何も言わずに走ってくると、締めつけるように強く抱かれた。
「……どこ…行ってたんだよ……どこにも行くなって……俺のそばにいろって、そう言っただろ……」
「……うん」
とだけ頷くと、
いきなり、食らいつくように口づけられた。
「……俺のそばから、離れんなよ…」
さらに強く、歯を立てるような激しさで唇を押し付けてくる。
「……あの、ちょっと待って。……レオン、俺もいるから……」
後ろから、決まり悪げにシアンが口を出す。