イケメン俺様ホストの、猫可愛がりな溺愛関係
ゴクリと唾を呑むようにして、
「……付き合ってた彼女に、俺がいない間に、ミィが殺されてた……」
言葉を吐き出した。
「……どうして……」
なんて言ったらいいのかわからない。
「……俺が、猫をかわいがるからって、嫉妬して……。……帰って来たら、猫が血まみれで……彼女がそばに座り込んでて……」
その時のことが思い出されたのか、顔を両手で覆った。
「……レオン……もう、いい……話さなくていい……」
涙が出てくる。彼が、それで女性を愛することができないのなら、それでいいと思った。私をそれで猫としか見られないのなら、もうそれでいいと感じた。
「……ダメだ……ちゃんと話さないと……話して、おまえにも俺をわかってもらって、しっかり伝えないと……ダメなんだ」
私の身体を固く抱き締めて、
「……だから、俺はまたあんなことになるならと、誰も愛せなくて……愛し合うのがただ恐くて……」
泣いた……。