イケメン俺様ホストの、猫可愛がりな溺愛関係
「……これ」
レオンの指が、首のチョーカーにかかる。
「……もう外していいから…」
「……ううん…外さない…」
「……なんで…もうおまえは、猫じゃないんだから……」
「……猫だから、付けてるんじゃないもの……」
彼が、「じゃあ、なんで……」と、チョーカーのそばに口づける。
「……レオンが初めて買ってくれたのだから……」
「……バカ…もっといいの、買ってやるから……」
首筋を、柔らかく舌がなぞる。
「……ん…これが、いいの……」
「……じゃあ、今だけ外させろ……」
這い上がった舌が、耳の付け根を舐める。
「……どうして…?」
「……キス、しにくいだろ……」
指の先で、彼が引っかけるようにして、チョーカーを持ち上げると、留め金がプチッと取れた。
「……首に、俺の跡が残るほど、キスしたい……」
唇を付けて、吸って、
「……もっと、付けてやる……」
跡を指で触れられて、肌がぞくりとする。