イケメン俺様ホストの、猫可愛がりな溺愛関係
「いちいちなんなんだよ、おまえは…」
と、シアンを流し見て、
「……本心だよな? ミク…」
ソファーで彼の隣に座っていたのを、ふいに抱き寄せられ、
「…ん? そうだろ…」
と、唇を付けられた。
「……レオン…シアンが、いるから……」
顔が赤くなって、恥ずかしくもなるのに、
「……シアンなんか、いてもいなくても同じだって、前にも言っただろ……」
言いながら、さらに唇を重ねてくる。
「…おい、無視すんなよ、俺を」
言うシアンに、
「邪魔だから、おまえ。帰れよもう」
眉間にわざとらしくシワを寄せて見せる。
「帰れって言われて、帰るか。居座って、邪魔してやるから」
ふふんとシアンが鼻先で笑う。