イケメン俺様ホストの、猫可愛がりな溺愛関係
缶ビールを一息に飲んで、
「……キス、させろ…」
と、唇を迫らせる。
「……だって、シアンが……」
やっぱり気恥ずかしくもなるのに、
「……レオンの奴は言い出したら聞かないからな…」
シアンがしょうがなさそうにも言って、
「……じゃあ、目ぇつぶっててやるから、好きにしろや」
と、ギュッと目を閉じて、顔に両手をあてた。
「…ほら、見てないから……させろって…」
唇が触れて、挿し入れられた舌が、少しイラ立ってるらしいレオンの感情のままに、口の中をなぶって絡みついてくる。
奥へ奥へと入り込んでくるのに、息苦しくもなって、応え切れなくも感じて、
「…ん、もう…いい……」
と、わずかに押し返す。
「…なんで……」
まだ物足りなさそうにも見るレオンに、
「だって、これ以上すると、うまく応えられなくなって、また怒らせちゃう……」
言うと、
「…バカ、怒んねぇよ…」
と、頭を撫でられた。