水色

「今どこにすんでるの?」

晃くんは、私の隣に済んでいてあつさと三人でよく遊んでいた。

小さい頃に晃くんが親の転勤でアメリカに行ってしまってから依頼の再会だった。

「前の家に住みたかったんだけど、いつ帰ってこれるかわからなかったから売っちゃってさ~。
だから、あさちゃんのマンションに一昨日引っ越してきたんだ。」

晃くんは、昔からあつさの事をあさちゃんと呼ぶ。

「そうなんだ~」

「え!全然気づかなかった!」

「だろうね。俺二階だから。てか、ちょうどあさちゃんちの下。」

「まじで?!家にきてくれれば良かったのに!」

「そうだよ!私の家にもくれば良かったのに。」

「忙しかったし、驚かせたかったしね。」

「そっか~。」

私たちは、昔の話をして楽しんだ。

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