水色

あんなに可愛い笑顔で話しかけて。

男がほっとくわけねんだよ。

あ~どうしよ。




次の日も次の日も、毎日夏希と晃とかゆーやつが楽しそうに話してやがる。

「夏希はいっつも晃くんとやらと話してますね~」

一星が言った。

「あぁ。」

「拓海妬いてないの?」

妬いてないと言えば嘘になる。
でも、こんな感情カッコ悪い。

「かっこ悪くはねぇと思うよ。」


< 130 / 219 >

この作品をシェア

pagetop