水色

拓海side


「拓海、怒ってる?」

「は?」

俺は、別れてくれとかそんなこと言われると思って、変な声をだしてしまった。

夏希は怒ってると思ったのか、目を潤ませながら

「なんか、ごめんね。何をしたのかわかんないけど、ごめんね。」

といった。

俺は、夏希を抱き締めた。
そして、

「怒ってないから。」

と言った。

「え?」

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