水色

「やっぱ俺、お前じゃないと無理だから。」

「うん。私も。」

「どんなときでもお前の側にいたい。これからずっとお前しかあり得ない。一生一緒にいたい。」

「うん。」

私は涙が出てきた。

「だから」

「ん?」

「高校卒業したら、結婚してください。」

そういって拓海はポッケから箱を出した。

「開けてみて。」

そこには、

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