水色

「うん。ありがとう。でも、その必要ないかも!」

「そこは、嘘でもうんって言ってよ~」

「ごめんごめん!でも本当だから!」

「俺いつでもなっちゃん待ってるから、何かあったら何でも相談しろよ!」

「うん!ありがとう!」

私たちは笑いながらばいばいと別れた。

晃くんが分かってくれて良かった。本当はすごく不安だった。もしかしたら、分かってくれないとか話を聞いてくれないとか。いろんな不安があったの。
私だけ幸せになってもいいのかな。って考えたり。ただの私の勝手な考えかもしれない。
でも、晃くんは分かってくれた。

晃くん。
私を好きになってくれてありがとうね。
こんな私を。
晃くんのためにも幸せになるよ。

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