水色

「うん!気を付けてね!」

「大丈夫!俺がいるし☆」

「だね!じゃあまたね!」

「ばいばいっ」

二人が帰ったあと、私は片付けを始めた。

私たちは喋ることもなく、無言で。
私が皿を洗っている音しか聞こえない。



「えっ?」

急に首に金属があたるようなヒヤッとした感覚がした。

「首見てみ?」

見ると、ネックレスが。

「これ…」

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