水色

気づき始めた恋―1


9月

あの初々しかった制服姿も
今ではちゃんと着こなせるようになった。

そして、私とあつさはいつもどおり雑談をしていた。

「ねーねー夏希~、好きな人いないの?」

「は?!何急に?」

私は男嫌いなあつさからこんな話されるとは思っていなかったから、びっくりしてしまった。

「そんなびっくりしないでよー!あのね、、、」

「そんなもったいぶんないでよ~!で、何?」


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