水色


「…た、くみ?」


「夏希」

そういって私を抱き締めた。


涙が止まらなかった。


「なつき?ごめんな。辛い思いさせたな。ごめんな。」

拓海は私に何度も何度も謝った。

私は首を横に降ることしか出来なかった。


そして、拓海の顔が近づいてきた。

< 88 / 219 >

この作品をシェア

pagetop