1年B組のヴァンパイア君に恋をした。
「最初は吸血目当てでした

でも、徐々に先輩に対する気持ちが

かわってきて…好きに…なっちゃって…」



「先輩に酷い事しちゃって

これ以上傷つけたくなくて…」




「バカ。もっと早く言えよ…」

彩君を抱きしめた私の手は震えていた



「傷ついてないよ?

だから…だからもう、遠くに行かないで…」

ホッとして気が緩んだのか

涙が止まらないんだ…




「彩君、好きだよ…」

どんなに泣いていても笑顔言った

精一杯の笑顔で。
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