きゅんらぶ・あそーと
3/13*今夜くらい俺を酔わせて【@WD】
【先生*WD2017【お題】*教室(夜)*壁ドン】
先生は内緒の恋人。
デートも出来ない私の寂しさを埋めるように
何かと理由を付けて『藤本、ありがとな』って学校で頭を撫でてくれる。
私はその愛情表現で満足してた。
だからバレンタインも
お酒に酔いやすい先生の為にお酒入りじゃない普通のチョコを渡して
お礼に頭を撫でて貰うのを期待してたら。
「今日くらい藤本が俺を酔わせてよ。今夜俺んちに持ってきて」
先生に耳元で囁かれた。
「む、無理ですっ」
それ以来、先生を避けてしまったままホワイトデーを迎えた。
暗くなった教室で先生に呼び止められる。
「藤本」
「私、帰ります!」
「待てよ!」
腕を引っ張られドンッと先生と黒板に挟まれる。
「急かして怖がらせて悪かった。大人の俺が藤本のペースに合わせるから逃げないでくれ」
真剣な顔で渡された包みの中には
――鍵?
「俺んちの鍵。もし卒業まで大事に持っててくれたらその時は我慢しないから」
先生は内緒の恋人。
デートも出来ない私の寂しさを埋めるように
何かと理由を付けて『藤本、ありがとな』って学校で頭を撫でてくれる。
私はその愛情表現で満足してた。
だからバレンタインも
お酒に酔いやすい先生の為にお酒入りじゃない普通のチョコを渡して
お礼に頭を撫でて貰うのを期待してたら。
「今日くらい藤本が俺を酔わせてよ。今夜俺んちに持ってきて」
先生に耳元で囁かれた。
「む、無理ですっ」
それ以来、先生を避けてしまったままホワイトデーを迎えた。
暗くなった教室で先生に呼び止められる。
「藤本」
「私、帰ります!」
「待てよ!」
腕を引っ張られドンッと先生と黒板に挟まれる。
「急かして怖がらせて悪かった。大人の俺が藤本のペースに合わせるから逃げないでくれ」
真剣な顔で渡された包みの中には
――鍵?
「俺んちの鍵。もし卒業まで大事に持っててくれたらその時は我慢しないから」