きゅんらぶ・あそーと
2/18*君がいない世界だなんて
【幼馴染*登校中*駅前*後ろからギュッ】
キンコーン
「げ」
通学ラッシュの改札に引っかかっちまった。
「おい、凛…」
あいつ、気付かずに先に行ってやがる。
昔からちょっと危なっかしいとこはあるけど、鈍くもあるんだな。
…何か腹立つ。
「あれ、稔、どこ?」
やっと気付いたっぽい。
…少し心配させてやる。
「稔ぅ、あ、すみませっ」
「ごめんなさ、稔ー?」
あぁもう、キョロキョロしすぎて人にぶつかりまくり!
人混みの中に埋もれて見えなくなってしまう…ぞ…
……ぎゅっ
「…稔のバカ」
「…うん」
後ろから抱きしめると凛の涙声が聞こえてくる。
「…お前、危なっかしすぎ」
「…稔が私を甘やかしてきたからだもん」
「…うん」
「…小っちゃい時からずっと一緒にいるんだから、稔が隣にいない世界なんて生きてけないよ」
「…うん」
震える凛を更に強く抱きしめた。
「もう絶対こんな事しないから、凛も俺の傍からいなくならないで…」
キンコーン
「げ」
通学ラッシュの改札に引っかかっちまった。
「おい、凛…」
あいつ、気付かずに先に行ってやがる。
昔からちょっと危なっかしいとこはあるけど、鈍くもあるんだな。
…何か腹立つ。
「あれ、稔、どこ?」
やっと気付いたっぽい。
…少し心配させてやる。
「稔ぅ、あ、すみませっ」
「ごめんなさ、稔ー?」
あぁもう、キョロキョロしすぎて人にぶつかりまくり!
人混みの中に埋もれて見えなくなってしまう…ぞ…
……ぎゅっ
「…稔のバカ」
「…うん」
後ろから抱きしめると凛の涙声が聞こえてくる。
「…お前、危なっかしすぎ」
「…稔が私を甘やかしてきたからだもん」
「…うん」
「…小っちゃい時からずっと一緒にいるんだから、稔が隣にいない世界なんて生きてけないよ」
「…うん」
震える凛を更に強く抱きしめた。
「もう絶対こんな事しないから、凛も俺の傍からいなくならないで…」