きゅんらぶ・あそーと
3/21*卒業する兄貴の代わりに【卒業式シリーズ】
【幼馴染*卒業式*通学路*後ろからギュッ】
今日は幼馴染の直樹お兄ちゃんの卒業式。
一緒に帰るのもこれが最後。
「寂しいなぁ…」
「家は隣なんだから」
「だって1人暮らしするんでしょ?」
「電車で一時間位だし遊びにおいでよ」
「やったぁ、行く行く!」
「行かねーし」
背後から不機嫌そうな声。
こんな可愛げないヤツが直樹お兄ちゃんの弟だなんて信じられない!
「私に言ってくれてるんだから伊吹は黙ってて!」
「まぁ確かに小さい頃から知ってるとはいえ女の子だしね」
せっかく直樹お兄ちゃんが誘ってくれたのに…伊吹のバカ!
「じゃあ、帰ってきたら一番に会いに来て!」
「もちろん」
「帰ってこなくていーし」
「伊吹、あんた実のお兄ちゃんに何て事いうのよ!」
睨みつけてプイっと顔を背けると。
伊吹は後ろから私をギュッと強く抱き寄せ、直樹お兄ちゃんに言った。
「いやマジ。兄貴今までお疲れさん。これからは俺がコイツの一番傍にいるから」
今日は幼馴染の直樹お兄ちゃんの卒業式。
一緒に帰るのもこれが最後。
「寂しいなぁ…」
「家は隣なんだから」
「だって1人暮らしするんでしょ?」
「電車で一時間位だし遊びにおいでよ」
「やったぁ、行く行く!」
「行かねーし」
背後から不機嫌そうな声。
こんな可愛げないヤツが直樹お兄ちゃんの弟だなんて信じられない!
「私に言ってくれてるんだから伊吹は黙ってて!」
「まぁ確かに小さい頃から知ってるとはいえ女の子だしね」
せっかく直樹お兄ちゃんが誘ってくれたのに…伊吹のバカ!
「じゃあ、帰ってきたら一番に会いに来て!」
「もちろん」
「帰ってこなくていーし」
「伊吹、あんた実のお兄ちゃんに何て事いうのよ!」
睨みつけてプイっと顔を背けると。
伊吹は後ろから私をギュッと強く抱き寄せ、直樹お兄ちゃんに言った。
「いやマジ。兄貴今までお疲れさん。これからは俺がコイツの一番傍にいるから」