きゅんらぶ・あそーと
5/17*最強の私を守ってくれる人【@元姫】
【幼馴染*空き教室*元姫【お題】】
腕に自信のある私は、最強の紅龍の姫に昇り詰めた。
『姫はグループの象徴であって誰か一人の物になってはならない』
念願の姫の座を守り続けるという私の野望の前では、そんな掟なんて枷にならないと思ってた。
…そう思ってたのに。
久しぶりに再会した幼馴染の直哉。
「美姫、族なんて抜けろよ。俺と平和に暮らそう?」
荒れて変わってしまった私の心を、昔と変わらない直哉の優しさが溶かした。
こうして紅龍を抜けた私は、裏切り者として追われる事となった。
空き教室で元手下達に囲まれる。
でも直哉と約束したんだ、もう人を傷付けないって。
「直哉とかいう男を殺られたくなければ大人しく制裁を受けな。元姫さんよ」
泣き虫だった直哉に手は出させない。
私が守る!
ギュっと目を瞑ったその時。
直哉が私を庇うように立っていた。
「直哉!?」
「美姫が強いのは知ってる。でもこれからは俺に美姫を守らせて?」
腕に自信のある私は、最強の紅龍の姫に昇り詰めた。
『姫はグループの象徴であって誰か一人の物になってはならない』
念願の姫の座を守り続けるという私の野望の前では、そんな掟なんて枷にならないと思ってた。
…そう思ってたのに。
久しぶりに再会した幼馴染の直哉。
「美姫、族なんて抜けろよ。俺と平和に暮らそう?」
荒れて変わってしまった私の心を、昔と変わらない直哉の優しさが溶かした。
こうして紅龍を抜けた私は、裏切り者として追われる事となった。
空き教室で元手下達に囲まれる。
でも直哉と約束したんだ、もう人を傷付けないって。
「直哉とかいう男を殺られたくなければ大人しく制裁を受けな。元姫さんよ」
泣き虫だった直哉に手は出させない。
私が守る!
ギュっと目を瞑ったその時。
直哉が私を庇うように立っていた。
「直哉!?」
「美姫が強いのは知ってる。でもこれからは俺に美姫を守らせて?」