きゅんらぶ・あそーと
6/16*俺の前以外で誘うように泣くの禁止【@クール男子】【夕暮れシリーズ】
【クール男子【お題】*夕暮れ*校舎裏(夜)*独り占め】
「美鈴、見つけた」
「…てっちゃん」
私は日が暮れた校舎裏で泣いてた。
「何でここが?」
「お前、小さい頃から泣く時は建物の陰だから」
そう、私とてっちゃんは幼馴染。
「じゃあ何で私が泣いてるって…?」
「女子達が『ざまぁみろ』って楽しそうに騒いでた」
「楽しそうだなんて…」
『男に色目使ってる』
『人の彼氏たぶらかさないでよ』
違うもん、私、何もしてない…
「女のヒガミって怖ぇーのな」
口数が少ないてっちゃんは淡々と言うけど私には分かってる。
てっちゃんは私を心配してくれてる。
「でも、美鈴も悪い」
「え…?」
てっちゃん、私の味方、してくれないの…?
「美鈴、可愛いから。男、勘違いするから」
「そんな事っ」
「ある。今もその潤んだ瞳。男だって苛めてもっと泣かせたくなる。だからダメ。俺の前以外で誘うように泣くな」
いつになく饒舌なてっちゃんがギュってした。
「美鈴、見つけた」
「…てっちゃん」
私は日が暮れた校舎裏で泣いてた。
「何でここが?」
「お前、小さい頃から泣く時は建物の陰だから」
そう、私とてっちゃんは幼馴染。
「じゃあ何で私が泣いてるって…?」
「女子達が『ざまぁみろ』って楽しそうに騒いでた」
「楽しそうだなんて…」
『男に色目使ってる』
『人の彼氏たぶらかさないでよ』
違うもん、私、何もしてない…
「女のヒガミって怖ぇーのな」
口数が少ないてっちゃんは淡々と言うけど私には分かってる。
てっちゃんは私を心配してくれてる。
「でも、美鈴も悪い」
「え…?」
てっちゃん、私の味方、してくれないの…?
「美鈴、可愛いから。男、勘違いするから」
「そんな事っ」
「ある。今もその潤んだ瞳。男だって苛めてもっと泣かせたくなる。だからダメ。俺の前以外で誘うように泣くな」
いつになく饒舌なてっちゃんがギュってした。