きゅんらぶ・あそーと
12/5*肉まんみたいに半分こに出来なくて
【幼なじみ*放課後*取り合い】
「おいしい~」
冬に食べる肉まんは格別!
「おい、丸子。肉まんみたいな顔してまだ太る気か」
「あっ、海斗も食べる?」
私、繭子なんだけど。
この幼馴染の口の悪さは慣れっこ。
スルーして肉まんを差し出すと…
「バッ…!誰が丸子の食べかけなんかっ」
「じゃあ、俺が貰うね」
ひょいっと私の腕を掴んで肉まんを頬張ったのは海斗の双子の兄。
「風斗もいたんだ」
「うん。ご馳走様」
「風斗!テメーそれは俺のっ」
「繭子の食べかけはいらないって言ったの海斗だろ?あ、繭子…」
「なぁに?」
「ついてる」
風斗の親指が私の口元についた肉まんの具を掬い取ろうとしたその時。
「繭子は俺のだっつってんだろ!」
「海斗!?」
「俺のだよね?」
海斗の唇が近付いたと思ったら今度は風斗に引っ張られて!?
睨み合う2人。
私だってどっちも大好きなのに…
肉まんみたいに仲良く半分こなんて出来なくて辛い…
「おいしい~」
冬に食べる肉まんは格別!
「おい、丸子。肉まんみたいな顔してまだ太る気か」
「あっ、海斗も食べる?」
私、繭子なんだけど。
この幼馴染の口の悪さは慣れっこ。
スルーして肉まんを差し出すと…
「バッ…!誰が丸子の食べかけなんかっ」
「じゃあ、俺が貰うね」
ひょいっと私の腕を掴んで肉まんを頬張ったのは海斗の双子の兄。
「風斗もいたんだ」
「うん。ご馳走様」
「風斗!テメーそれは俺のっ」
「繭子の食べかけはいらないって言ったの海斗だろ?あ、繭子…」
「なぁに?」
「ついてる」
風斗の親指が私の口元についた肉まんの具を掬い取ろうとしたその時。
「繭子は俺のだっつってんだろ!」
「海斗!?」
「俺のだよね?」
海斗の唇が近付いたと思ったら今度は風斗に引っ張られて!?
睨み合う2人。
私だってどっちも大好きなのに…
肉まんみたいに仲良く半分こなんて出来なくて辛い…