きゅんらぶ・あそーと
1/10*階段一段分、待っててください
【後輩*お昼休み*廊下*壁ドン】
「シン君ってば、ほんと可愛いなぁ~」
昼休み。
バスケ部の後輩のシン君が過去問を借りに来た。
私より背が低いから威圧感もない、お気に入りの子。
「男が可愛いって言われて喜ぶと思ってるんですか?」
「可愛いものは可愛いんだもん」
「ただでさえ、バスケ部でチビなのはハンデなのに…」
ジト目で口を尖らせて拗ねるシン君。
「大丈夫、そのうち伸びるよ」
頭をポンポン撫でると、シン君は大きな溜息をついて、教室に戻ろうと階段に足をかけた。
「あ、私達の身長差、階段1段分なんだね」
1段上のシン君と私の頭が並ぶ。
「ふふ、目線が一緒だ…」
ドン
「きゃ!」
はしゃいでいた私を、言葉ごと壁に追い詰めたシン君は真剣な顔。
「本当ですね、これなら先輩と…」
持っていた過去問のノートで2人の顔を隠し、唇を近付けてきて…
「続きは、俺が本当に先輩を抜いてからです」
とデコピンされた。
待ってるからね。
「シン君ってば、ほんと可愛いなぁ~」
昼休み。
バスケ部の後輩のシン君が過去問を借りに来た。
私より背が低いから威圧感もない、お気に入りの子。
「男が可愛いって言われて喜ぶと思ってるんですか?」
「可愛いものは可愛いんだもん」
「ただでさえ、バスケ部でチビなのはハンデなのに…」
ジト目で口を尖らせて拗ねるシン君。
「大丈夫、そのうち伸びるよ」
頭をポンポン撫でると、シン君は大きな溜息をついて、教室に戻ろうと階段に足をかけた。
「あ、私達の身長差、階段1段分なんだね」
1段上のシン君と私の頭が並ぶ。
「ふふ、目線が一緒だ…」
ドン
「きゃ!」
はしゃいでいた私を、言葉ごと壁に追い詰めたシン君は真剣な顔。
「本当ですね、これなら先輩と…」
持っていた過去問のノートで2人の顔を隠し、唇を近付けてきて…
「続きは、俺が本当に先輩を抜いてからです」
とデコピンされた。
待ってるからね。