きゅんらぶ・あそーと
2/7*彼がたくさん抱えていたチョコ【@VD】
【後輩*VD2017【お題】*廊下*後ろからギュッ】
お昼休み。
チョコの入った紙袋を持って1年生の教室へ向かう。
「豊君」
「あ、先輩!」
チョコを5、6個抱えた豊君が私に気付いて、懐っこい笑顔を向ける。
「えっと、それ…」
「チョコいっぱい!いいでしょー?」
「あ、うん、良かったね、じゃ!」
満面の笑みを浮かべている豊君を直視出来ず、私は背を向けて走り出してしまった。
「先輩、待って!」
豊君が、後ろから抱きしめる。
「離してよ!」
その手を振り払うと、チョコが床にばらけた。
「あ、ごめんね…」
拾おうとしたら、その中に、1枚のレシート。
「貰ったなんて、一言も言ってないよ」
豊君が私の手に、自分の手を重ねる。
「やけ食い用に、自分で買った」
「何かあったの?」
「先輩から貰えないって思ってたから」
「え…?」
「妬いてくれるかなって咄嗟にあんな言い方したんだけど、結構効果あったのかな?」
豊君が意地悪く笑った。
お昼休み。
チョコの入った紙袋を持って1年生の教室へ向かう。
「豊君」
「あ、先輩!」
チョコを5、6個抱えた豊君が私に気付いて、懐っこい笑顔を向ける。
「えっと、それ…」
「チョコいっぱい!いいでしょー?」
「あ、うん、良かったね、じゃ!」
満面の笑みを浮かべている豊君を直視出来ず、私は背を向けて走り出してしまった。
「先輩、待って!」
豊君が、後ろから抱きしめる。
「離してよ!」
その手を振り払うと、チョコが床にばらけた。
「あ、ごめんね…」
拾おうとしたら、その中に、1枚のレシート。
「貰ったなんて、一言も言ってないよ」
豊君が私の手に、自分の手を重ねる。
「やけ食い用に、自分で買った」
「何かあったの?」
「先輩から貰えないって思ってたから」
「え…?」
「妬いてくれるかなって咄嗟にあんな言い方したんだけど、結構効果あったのかな?」
豊君が意地悪く笑った。