きゅんらぶ・あそーと
4/11*先輩のピアノをもう一度【入学式シリーズ】
【後輩*入学式*音楽室*後ろからギュッ】
「ピアノ弾きたかったな…」
在校生代表で入学式にピアノを弾けるのは1人だけ。
私は選ばれなかった。
音楽室で鍵盤に頬を乗せてうなだれていると男の子が入って来た。
「失礼します」
新しいブレザー、花飾りのリボン
新入生だ。
「体験入部はまだなんだけど…」
「はい。先輩にお願いがあって来ました」
急に何だろ?
「俺、先輩のピアノに感激しちゃって。もう一回弾いてくれませんか?」
何て酷い嫌がらせを言う子なんだろう…
無性に苛立って騙してやろうって思った。
「いいよ」
「ありがとうございます」
彼は黙って聞き入ってる。
どんな気持ちで聞いているのかな。
私は大好きなピアノをこんな気持ちで…
そう思うと涙が…
すると彼に優しく後ろから抱きしめられた。
「な、に?」
「俺、去年の学園祭で先輩のピアノ初めて聞いて感動して。また聞きたいなってここ受験しました。今、すごく幸せです」
「ピアノ弾きたかったな…」
在校生代表で入学式にピアノを弾けるのは1人だけ。
私は選ばれなかった。
音楽室で鍵盤に頬を乗せてうなだれていると男の子が入って来た。
「失礼します」
新しいブレザー、花飾りのリボン
新入生だ。
「体験入部はまだなんだけど…」
「はい。先輩にお願いがあって来ました」
急に何だろ?
「俺、先輩のピアノに感激しちゃって。もう一回弾いてくれませんか?」
何て酷い嫌がらせを言う子なんだろう…
無性に苛立って騙してやろうって思った。
「いいよ」
「ありがとうございます」
彼は黙って聞き入ってる。
どんな気持ちで聞いているのかな。
私は大好きなピアノをこんな気持ちで…
そう思うと涙が…
すると彼に優しく後ろから抱きしめられた。
「な、に?」
「俺、去年の学園祭で先輩のピアノ初めて聞いて感動して。また聞きたいなってここ受験しました。今、すごく幸せです」