きゅんらぶ・あそーと
1/27*震える声が可愛くて ~from【君の声が、僕を呼ぶまで】
【先輩*部活中*保健室*ヤキモチ【お題】】
消毒液をそっと膝の傷口へ当てる。
「っ…」
「わり、滲みた?」
沙羅が声と足を震わせる。
ゆっくり何度も繰り返し脱脂綿を当ててしまうのは、
そんな可愛い沙羅をもっと見てたいから、わざと。
じゃない。と、思いたい。
捻った足首の周りを撫でる。
「先輩、くすぐったいです…」
「白くて綺麗な足まで赤く腫れて可哀想だけど…何かもう…全部可愛い」
あぁ、もう、ダメだ
「沙羅、好きだよ、ずっと好きだった」
大好きな沙羅の可愛い声を自分の中だけに押し込めたくて、キスをした。
「沙羅は、俺の事、嫌い?」
「…嫌いじゃない…です」
ズルい聞き方をした。
沙羅はアイツを見てる。
でも「嫌い」だなんて、先輩の俺に言えるわけない。
「じゃあ、いいよね…」
沙羅は真っ赤な顔を下に向けたまま。
ただただ、可愛い。
だから、自分のものにしたい。
もう一回、いや、足りない。
俺は、沙羅にキスを続けた。
消毒液をそっと膝の傷口へ当てる。
「っ…」
「わり、滲みた?」
沙羅が声と足を震わせる。
ゆっくり何度も繰り返し脱脂綿を当ててしまうのは、
そんな可愛い沙羅をもっと見てたいから、わざと。
じゃない。と、思いたい。
捻った足首の周りを撫でる。
「先輩、くすぐったいです…」
「白くて綺麗な足まで赤く腫れて可哀想だけど…何かもう…全部可愛い」
あぁ、もう、ダメだ
「沙羅、好きだよ、ずっと好きだった」
大好きな沙羅の可愛い声を自分の中だけに押し込めたくて、キスをした。
「沙羅は、俺の事、嫌い?」
「…嫌いじゃない…です」
ズルい聞き方をした。
沙羅はアイツを見てる。
でも「嫌い」だなんて、先輩の俺に言えるわけない。
「じゃあ、いいよね…」
沙羅は真っ赤な顔を下に向けたまま。
ただただ、可愛い。
だから、自分のものにしたい。
もう一回、いや、足りない。
俺は、沙羅にキスを続けた。