きゅんらぶ・あそーと
1/29*名前で呼んでもいいですか? ~from【君の声が、僕を呼ぶまで】
【憧れの先輩*放課後*通学路*ヤキモチ【お題】】
「お待たせ」
「大丈夫ですよ」
先輩と並んで歩く。
ちょっと前まで考えられなかった。
私は自分の気持ちに気付かずに、先輩の事大嫌いって思ってて。
先輩は、沙羅と付き合ってて。
でも結局、沙羅にふられちゃって。
チャンスって思ったわけじゃないの。
今はただ隣にいれるだけで嬉しい。
「それで小春ったら授業中に」
「昼休みになって、智秋と華ちゃんが」
「そしたら沙羅まで…あっ」
緊張で喋り過ぎて、沙羅の名前出しちゃった。
「ふぅん…」
「…すみません、怒りましたか?」
「ちょっとだけ」
やっぱりまだ沙羅の事好きなのかな…
「だって、さっきから友達の話ばっかしすぎ」
「え、共通の知り合いの話がいいかなって」
「あとさ、他のヤツは名前で呼ぶのに、俺の事はいつになったら名前で呼んでくれるの?」
「…名前で呼んでいいんですか?」
「うん、じゃないと俺、ヤキモチでどうにかなっちゃいそう」
「お待たせ」
「大丈夫ですよ」
先輩と並んで歩く。
ちょっと前まで考えられなかった。
私は自分の気持ちに気付かずに、先輩の事大嫌いって思ってて。
先輩は、沙羅と付き合ってて。
でも結局、沙羅にふられちゃって。
チャンスって思ったわけじゃないの。
今はただ隣にいれるだけで嬉しい。
「それで小春ったら授業中に」
「昼休みになって、智秋と華ちゃんが」
「そしたら沙羅まで…あっ」
緊張で喋り過ぎて、沙羅の名前出しちゃった。
「ふぅん…」
「…すみません、怒りましたか?」
「ちょっとだけ」
やっぱりまだ沙羅の事好きなのかな…
「だって、さっきから友達の話ばっかしすぎ」
「え、共通の知り合いの話がいいかなって」
「あとさ、他のヤツは名前で呼ぶのに、俺の事はいつになったら名前で呼んでくれるの?」
「…名前で呼んでいいんですか?」
「うん、じゃないと俺、ヤキモチでどうにかなっちゃいそう」