きゅんらぶ・あそーと
7/16*其の参『歌声で誘惑するのはだぁれ?』【@学園の怪談】
【憧れの先輩*音楽室*学園の怪談【お題】】
まだある怪談体験
其の参
「光先輩は夜の音楽室、怖くないんですか?」
「静かで集中できる」
美里に問われたがギター片手に譜面から視線を外さない。
愛想ない彼、実は人気アイドルのKOU
美里は偶然その正体を知った。
「ヴェートーベンの目が動いた!とかあるじゃないですか」
「おっさんに見られてもな」
「美少女だったら?」
「ライブで慣れて……」
「光先輩?」
「女の歌声がする」
「今流してる曲じゃ?」
「違う」
光はヘッドフォンを外して耳を澄ませる。
「綺麗な歌声…俺を呼んで…る」
フラフラとあらぬ方向へ歩き出した。
「先輩?」
「一緒に歌おうって…ラララ…ララ…けほっげほっ」
「光先輩!!」
息苦しそうに屈み込む光。
美里は咄嗟に唇を当てて息を送り込んだ。
「先輩っ」
「…っはぁっ」
「良かった…」
「…キス、したな」
「人工呼吸です!」
「お礼に、俺の独占権をやるよ」
まだある怪談体験
其の参
「光先輩は夜の音楽室、怖くないんですか?」
「静かで集中できる」
美里に問われたがギター片手に譜面から視線を外さない。
愛想ない彼、実は人気アイドルのKOU
美里は偶然その正体を知った。
「ヴェートーベンの目が動いた!とかあるじゃないですか」
「おっさんに見られてもな」
「美少女だったら?」
「ライブで慣れて……」
「光先輩?」
「女の歌声がする」
「今流してる曲じゃ?」
「違う」
光はヘッドフォンを外して耳を澄ませる。
「綺麗な歌声…俺を呼んで…る」
フラフラとあらぬ方向へ歩き出した。
「先輩?」
「一緒に歌おうって…ラララ…ララ…けほっげほっ」
「光先輩!!」
息苦しそうに屈み込む光。
美里は咄嗟に唇を当てて息を送り込んだ。
「先輩っ」
「…っはぁっ」
「良かった…」
「…キス、したな」
「人工呼吸です!」
「お礼に、俺の独占権をやるよ」