きゅんらぶ・あそーと
7/18*其の肆『手紙の主はだぁれ?』【@学園の怪談】
【幼馴染*下駄箱*学園の怪談【お題】】
其の肆
4は不吉か幸せか…
洋介の幼馴染の有希は恋愛小説を好む割に乙女らしからぬ現実主義者だ。
「有希、帰るぞ」
「うん…あれ?」
下駄箱の中に1通の手紙。
「えっと…『好きです』」
「ラブレターじゃん」
__冷めた顔してんだろうな
けれど有希の顔は真っ赤だった。
「え、お前嬉しいの?」
「~っ洋介、どうしよっ!?」
「~~っ知らねぇ!!」
やっぱり有希もラブレター貰うと嬉しいのか?
からかうつもりがあんなに…!
そう、手紙の主は洋介。
くそ!っと洋介が乱暴に開けた下駄箱の中にも一通の手紙があった。
開くと『私も好きです』の文字。
「有希これっ、お前も俺の事っ」
「?」
有希がきょとんと首を傾げると、二通の手紙が暗闇に青白い炎を灯して消えた。
洋介が呆然としていると有希がうっとり呟いた。
「綺麗…」
__何が何だか分かんねぇけど…
「有希、俺、お前の事が…」
其の肆
4は不吉か幸せか…
洋介の幼馴染の有希は恋愛小説を好む割に乙女らしからぬ現実主義者だ。
「有希、帰るぞ」
「うん…あれ?」
下駄箱の中に1通の手紙。
「えっと…『好きです』」
「ラブレターじゃん」
__冷めた顔してんだろうな
けれど有希の顔は真っ赤だった。
「え、お前嬉しいの?」
「~っ洋介、どうしよっ!?」
「~~っ知らねぇ!!」
やっぱり有希もラブレター貰うと嬉しいのか?
からかうつもりがあんなに…!
そう、手紙の主は洋介。
くそ!っと洋介が乱暴に開けた下駄箱の中にも一通の手紙があった。
開くと『私も好きです』の文字。
「有希これっ、お前も俺の事っ」
「?」
有希がきょとんと首を傾げると、二通の手紙が暗闇に青白い炎を灯して消えた。
洋介が呆然としていると有希がうっとり呟いた。
「綺麗…」
__何が何だか分かんねぇけど…
「有希、俺、お前の事が…」