きゅんらぶ・あそーと
3/29*スーツに残るタバコの匂い
【先生*お昼休み*屋上*後ろからギュッ】
昼休みに屋上でお弁当を食べるのが私の日課。
でも最近は先客がいる。
「先生、屋上でタバコ吸っちゃいけないんですよ」
「あぁ、君でしたか」
せめて『しまった』って顔をすればいいのに、私が告げ口しないってお見通しなんだろうな。
「さてと。先に戻りますね」
先生はいつもタバコの匂いを綺麗に落としていく。
今日も屋上にはその残り香が漂う。
そんなある日の事、屋上のドアを開けるといつものタバコの匂いがしない。
先生、いないのかな…
「こんにちは」
あ、いた。
「先生、今日はタバコは?」
「君が煙たがってここに来れなくなったら申し訳ないので辞めました」
「そうですか…」
何となくバツが悪くて背を向けると後ろから抱きしめられた。
「でも君に会いにここに来てもいいですか?」
いつも綺麗に落としてると思ってたタバコの匂いはスーツに少し滲み込んでいたんだと抱きしめられて初めて分かった。
昼休みに屋上でお弁当を食べるのが私の日課。
でも最近は先客がいる。
「先生、屋上でタバコ吸っちゃいけないんですよ」
「あぁ、君でしたか」
せめて『しまった』って顔をすればいいのに、私が告げ口しないってお見通しなんだろうな。
「さてと。先に戻りますね」
先生はいつもタバコの匂いを綺麗に落としていく。
今日も屋上にはその残り香が漂う。
そんなある日の事、屋上のドアを開けるといつものタバコの匂いがしない。
先生、いないのかな…
「こんにちは」
あ、いた。
「先生、今日はタバコは?」
「君が煙たがってここに来れなくなったら申し訳ないので辞めました」
「そうですか…」
何となくバツが悪くて背を向けると後ろから抱きしめられた。
「でも君に会いにここに来てもいいですか?」
いつも綺麗に落としてると思ってたタバコの匂いはスーツに少し滲み込んでいたんだと抱きしめられて初めて分かった。