きゅんらぶ・あそーと
10/31*君とアイツは違うはずなのに…【覆面系ノイズSS】
【同級生*教室*覆面系ノイズ【SS】】
一度聞いたら忘れられない、癖のある声。
インディーズの頃から応援してた彼らの歌がテレビから聞こえない日はない。
だから私は今日もテレビの電源をそっとオフにする。
『元カノも好きだったバンド』
嘘をつけないアイツが言った。
『もう忘れてるから大丈夫』
嘘つき。
『いつか一緒にライブに行こう』
嘘つきなアイツと一緒にライブに行ったのは、アイツの事を”嫌い”とふったはずの嘘つき元カノだった。
やっぱり嘘つき同士お似合いだね。
アイツらが好きなものなんて大嫌い。
もう何も聞きたくない。
「おーい、聞いてる?」
君の声で意識が現実に引き戻される。
「な?このインディーズ、いい感じだろ?」
耳に当ててくれたイヤフォンから聞こえるのは、あの声よりも私好みの癖になる声。
「お前も好きになってくれたら一緒にライブ行こうな」
君とアイツは違う。
信じたいのに…
大好きだからすごく怖いの。
一度聞いたら忘れられない、癖のある声。
インディーズの頃から応援してた彼らの歌がテレビから聞こえない日はない。
だから私は今日もテレビの電源をそっとオフにする。
『元カノも好きだったバンド』
嘘をつけないアイツが言った。
『もう忘れてるから大丈夫』
嘘つき。
『いつか一緒にライブに行こう』
嘘つきなアイツと一緒にライブに行ったのは、アイツの事を”嫌い”とふったはずの嘘つき元カノだった。
やっぱり嘘つき同士お似合いだね。
アイツらが好きなものなんて大嫌い。
もう何も聞きたくない。
「おーい、聞いてる?」
君の声で意識が現実に引き戻される。
「な?このインディーズ、いい感じだろ?」
耳に当ててくれたイヤフォンから聞こえるのは、あの声よりも私好みの癖になる声。
「お前も好きになってくれたら一緒にライブ行こうな」
君とアイツは違う。
信じたいのに…
大好きだからすごく怖いの。