きゅんらぶ・あそーと
11/3*無自覚で残酷な優しさに縛られ続けて【覆面系ノイズSS】
【幼馴染*覆面系ノイズ【SS】】
小さい頃よく繋いでた渉の手
その手が今、私を壁際に追い詰めている
「お前、何のつもり?」
怒気を孕む声
いつの間にか声変わりしてた
私を見下ろす冷たい目
身長抜かれたのはいつだったっけ
ずっと隣の特等席で見てきた
「いつまでも周りウロついて説教ばっか。うぜぇ」
「渉が心配ばっかかけるからでしょ。おばちゃんだって…」
「はぁ…これだから幼馴染とかめんどくせぇ」
「幼馴染とか関係ない。私は渉の事…」
想いが溢れそうになった私の口を渉の手が塞ぐ
「俺はお前なんか…」
ねぇ、私が欲しい言葉は『好き』なんかじゃないよ
そのまま『嫌い』って言って
眼鏡の奥の瞳を揺らさないで
唇を震わせないで
早くその手で突き放して
お願いだから…
嘘。やだ
『好き』って言って…
ずっと隣で見てきたのに渉の気持ちだけが分かんない
ずっと残酷な優しさで私を縛り続けてる
無自覚な渉はずるいよ…
小さい頃よく繋いでた渉の手
その手が今、私を壁際に追い詰めている
「お前、何のつもり?」
怒気を孕む声
いつの間にか声変わりしてた
私を見下ろす冷たい目
身長抜かれたのはいつだったっけ
ずっと隣の特等席で見てきた
「いつまでも周りウロついて説教ばっか。うぜぇ」
「渉が心配ばっかかけるからでしょ。おばちゃんだって…」
「はぁ…これだから幼馴染とかめんどくせぇ」
「幼馴染とか関係ない。私は渉の事…」
想いが溢れそうになった私の口を渉の手が塞ぐ
「俺はお前なんか…」
ねぇ、私が欲しい言葉は『好き』なんかじゃないよ
そのまま『嫌い』って言って
眼鏡の奥の瞳を揺らさないで
唇を震わせないで
早くその手で突き放して
お願いだから…
嘘。やだ
『好き』って言って…
ずっと隣で見てきたのに渉の気持ちだけが分かんない
ずっと残酷な優しさで私を縛り続けてる
無自覚な渉はずるいよ…