きゅんらぶ・あそーと
1/9*数式よりも気難しい彼
【先生*授業中*教室*ヤキモチ】
数学の塚田先生は内緒の恋人。
(あっ、黒板消すの早いよぉ)
先生に見とれてた自分が悪いんだけど。
「大野さん、俺の写しなよ」
隣の席の男子がノートを見せてくれた。
「ありがとう、助かる!」
安心して彼のノートをチラチラ覗きこんでいると…
「では問7を、大野さん」
「えっ、は、はいっ!」
(先生に当てられちゃった♪)
授業中でもちょっとだけ近付けるのが嬉しい。
目が合った塚田先生が、ニッコリ微笑んだ。
ドキドキを隠しながら黒板の前に立つと…
「…あれ、む、難しい…」
こんなの習ったっけ…?
「どうしました?あぁ、ここは…」
私のチョークを持つ手に、塚田先生の手が重なる。
(先生ってば、どうしたの!?)
「桜、何、俺の前で堂々とイチャついてるの?」
耳元で先生が囁く。
(え…?)
皆の方に向き直り、
「大野さんは放課後、数学準備室で個別指導ですね」
ニッコリと先生は言った。
数学の塚田先生は内緒の恋人。
(あっ、黒板消すの早いよぉ)
先生に見とれてた自分が悪いんだけど。
「大野さん、俺の写しなよ」
隣の席の男子がノートを見せてくれた。
「ありがとう、助かる!」
安心して彼のノートをチラチラ覗きこんでいると…
「では問7を、大野さん」
「えっ、は、はいっ!」
(先生に当てられちゃった♪)
授業中でもちょっとだけ近付けるのが嬉しい。
目が合った塚田先生が、ニッコリ微笑んだ。
ドキドキを隠しながら黒板の前に立つと…
「…あれ、む、難しい…」
こんなの習ったっけ…?
「どうしました?あぁ、ここは…」
私のチョークを持つ手に、塚田先生の手が重なる。
(先生ってば、どうしたの!?)
「桜、何、俺の前で堂々とイチャついてるの?」
耳元で先生が囁く。
(え…?)
皆の方に向き直り、
「大野さんは放課後、数学準備室で個別指導ですね」
ニッコリと先生は言った。