きゅんらぶ・あそーと
*** after story
*** another side

「エリ、大丈夫か?」

「はぁっ、はぁっ、…うん」

クラスの奴らのからかいがヒートアップしてきたから、思わずエリを連れて逃げたけど。

「ごめんな?」

本当に恥ずかしかったんだろうな。

こんなに顔赤くして、今にも泣きそうで、可哀想に…。


「何で祐樹が謝るの?」

「えっと、それは…」

「助けてくれて嬉しかったよ」

「彼女を守るのは当たり前だろ?」

「うん、ありがと、大好き」


…あ、紅潮してる頬と、潤んだ瞳が、何か、すっごく可愛い…

「エリ…」

「祐樹…っん」

ますます赤くなるエリ。

やっぱ俺の前だと格段に可愛い。


…初めてのエリの唇は柔らかかった。

クラスの奴らに踊らされた感は悔しいけど、俺らはこの日、本当に1つ進んだ。

*** fin
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