きゅんらぶ・あそーと
6/23*クールな千歳くん。#5【@クール】
【クール男子【お題】*授業中*体育館*キス】
#5
それは何の前触れもなかった
「桃胡」
登校中、彼氏の千歳くんに抱き寄せられ唇が近付く
「!?ヤダっ」
「痛…」
反射的に彼の手を引っ掻いてしまう
「ごめ…だって急に…」
血が出てる指を見つめて千歳くんは黙って行ってしまった
体育の授業中
男子が千歳くんと話してる
「指どうした?」
「引っ掻かれた…猫に」
「猫に?ちゃんと躾しろよ」
「…うん。お仕置きしなくちゃ、ももに」
絆創膏をペロっと舐めながら私を見る
その視線にゾクっとして私はボールを落としてしまった
顔を上げると千歳くんが体育倉庫の前で手招きしてる
おずおず近付くと中に引っ張り込まれた
「…桃胡、手捻ってる。あの時?」
「自業自得だから…」
「急にじゃなくて。ずっとキスしたかった」
私の手首にチュッと唇をつける
「嫌?」
「…じゃないです」
無口な彼氏のファーストキスはどんな言葉よりも激しかった
#5
それは何の前触れもなかった
「桃胡」
登校中、彼氏の千歳くんに抱き寄せられ唇が近付く
「!?ヤダっ」
「痛…」
反射的に彼の手を引っ掻いてしまう
「ごめ…だって急に…」
血が出てる指を見つめて千歳くんは黙って行ってしまった
体育の授業中
男子が千歳くんと話してる
「指どうした?」
「引っ掻かれた…猫に」
「猫に?ちゃんと躾しろよ」
「…うん。お仕置きしなくちゃ、ももに」
絆創膏をペロっと舐めながら私を見る
その視線にゾクっとして私はボールを落としてしまった
顔を上げると千歳くんが体育倉庫の前で手招きしてる
おずおず近付くと中に引っ張り込まれた
「…桃胡、手捻ってる。あの時?」
「自業自得だから…」
「急にじゃなくて。ずっとキスしたかった」
私の手首にチュッと唇をつける
「嫌?」
「…じゃないです」
無口な彼氏のファーストキスはどんな言葉よりも激しかった