君と恋がしたい短編集


『チョコ食べる?バレンタインだし』









って、ちょっと可愛く言ってみようかな。








あ、なんか緊張してきちゃった…。









いつも話してるのにな。









「ねぇ、酒井」









あれ、なんか声が震えちゃった。









「ん?」









声が震えてしまったのにも気が付かないように酒井がお弁当を食べる手を止めて私を見た。






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