『*ソラアイ*』
あれ?あげは!?


私の事、気付いてない。。??それとも…。


上からは、クスクス笑い声。坂城の取り巻きが話し掛けてる。

「もぅ、坂城てばまた、あげはに怒られて」

「だって、だれもいなかったから、いいかなぁって」

誰もいないって…。
もぅ、カチンときた!


『ちょっと!!どこ見ていってんだよ!坂城!!』

私は、イライラがMAXになって、坂城を睨んだ。

「?なんか、今聞こえた?」
「えぇ〜。風じゃない。」


クスクス笑う坂城たち。


『ちょっ…』


私が言い終わらないうちに、坂城は窓を閉めて教室に入っていった。



なっ!何なの?!

あいつ、マジ何考えてるの?!


残ったのは、不信感と嫌悪感。


びしょびしょの服。
濡れた身体。
風が吹くと冷たく感じる。

すごく惨めだ。

‘孤独’って、こういうことなのかなぁ。


敗北感で、胸がいっぱいになった。

なんか―…。

 私―…。

ここにいなっ「美羽??」

聞きなれた声。

『は…隼人。』

私は、振り向いて、抱きついた。

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