『*ソラアイ*』
2*清水隼人
隼人とは、小・中から、今まで、ずっと一緒だった。
高1だけ、クラスが別れたけど、行きはいつも一緒だったし、隼人の部活無いときは、真知と三人で帰ってた。今の2年でまたクラスが一緒になった。
いわゆる“腐れ縁”てやつだよね。きっと。だから、気付いた時には、いつも傍にいた。それが、当たり前だった。
好きだと気付いたのは、高1の終わりぐらい。
…真知が、“隼人君が好き。”と言った時からだ。
その時初めて、“嫌だ。”と思った。
隼人は黒髪、短髪のいかにも野球部って感じで、いつも野球部のみんなとさわいでた。野球が大好きで、『いつか留学して、あっちで野球をしたい』といつも言ってた。
ムードメーカーだし、女の子にも人気があった。だから、中学の時からちょいちょい告白とかされていた。
告白してきた子の中には、綺麗な女の子とかもいたし、可愛い子もいた。でも、私はそんなの、嫌じゃなかった。だって、隼人は絶対その子達と付き合わないから。
確かな確証なんかないけど、絶対無いと確信してた。無意識に安心してた。だから、気にも止めなかった。
実際、隼人は誰とも付き合わなかった。
高1だけ、クラスが別れたけど、行きはいつも一緒だったし、隼人の部活無いときは、真知と三人で帰ってた。今の2年でまたクラスが一緒になった。
いわゆる“腐れ縁”てやつだよね。きっと。だから、気付いた時には、いつも傍にいた。それが、当たり前だった。
好きだと気付いたのは、高1の終わりぐらい。
…真知が、“隼人君が好き。”と言った時からだ。
その時初めて、“嫌だ。”と思った。
隼人は黒髪、短髪のいかにも野球部って感じで、いつも野球部のみんなとさわいでた。野球が大好きで、『いつか留学して、あっちで野球をしたい』といつも言ってた。
ムードメーカーだし、女の子にも人気があった。だから、中学の時からちょいちょい告白とかされていた。
告白してきた子の中には、綺麗な女の子とかもいたし、可愛い子もいた。でも、私はそんなの、嫌じゃなかった。だって、隼人は絶対その子達と付き合わないから。
確かな確証なんかないけど、絶対無いと確信してた。無意識に安心してた。だから、気にも止めなかった。
実際、隼人は誰とも付き合わなかった。