[短編]あまいこい
「うまいよ」
怜くんはそういってすぐに軽く口づけをする。
「…ん。あまっ」
初めてのキス。
甘い甘いキスだった。
「チョコ食べてるからね」
怜くんがにっこり笑う。
「毎年作ってたの。渡したことなかったけど」
「そのチョコどうしてたの?」
「次の日に学校で穂花と優希と食べてた」
「今年からはもうその必要ないな」
怜くんがもう1度口づけをする。
「…うん」
「来年からも絶対にくれよ」
「うん!」
渡せなかったぶん
たくさん渡したい。
これからは、作っては自分でたべる
なんてことはしない。
大好きな怜くんと食べるんだ。
「すげー好き」
怜くんがぼそっと言って
そして
「…花恋」
〝ずっと呼びたかった〟
って言ってくれた。
これからはずっと一緒。
-Fin-
怜くんはそういってすぐに軽く口づけをする。
「…ん。あまっ」
初めてのキス。
甘い甘いキスだった。
「チョコ食べてるからね」
怜くんがにっこり笑う。
「毎年作ってたの。渡したことなかったけど」
「そのチョコどうしてたの?」
「次の日に学校で穂花と優希と食べてた」
「今年からはもうその必要ないな」
怜くんがもう1度口づけをする。
「…うん」
「来年からも絶対にくれよ」
「うん!」
渡せなかったぶん
たくさん渡したい。
これからは、作っては自分でたべる
なんてことはしない。
大好きな怜くんと食べるんだ。
「すげー好き」
怜くんがぼそっと言って
そして
「…花恋」
〝ずっと呼びたかった〟
って言ってくれた。
これからはずっと一緒。
-Fin-